エンドレスバトル?VSタバコシバンムシ

それは、長く苦しい戦いの始まり。
今年7月の初旬ごろのことだった→ゴマ粒くらいの茶色い虫が、我が家にポツポツ現れた。
最初はそれほど気にならないくらいの数だったと思う。
食べ物にたかるわけでもなく、皮膚を刺すわけでもなく、ただシーリングライトの中に入っていたり、白い壁や天井を歩き回ったりしているだけのちっぽけな虫。
ひと月くらいするとだんだんと数が増えてきたので、一週間おきに2回もバルサンを使ってみた。
死骸はそれほど多くなく、それでも出没数は依然として一日に50匹ほど。
発見するたび、コロコロクリーナーで除去するその手間と労力と、何より精神的にキツイ。
外出から帰ったらまず虫チェック、夜は特にリビングやパソコンのある部屋の電灯に寄って来るんで30分ごとにパトロール
だんだん親近感までわいてきて「しばんむ」という愛称までつけたからには共存していくしか道はないのか。
もしかしてこれはエンドレスバトルか。
にしてもエンカウント率が高すぎる。


はっきりした発生源は結局わからず、たぶん残るは畳の中しかないなーってことで、六畳の和室に毎日まんべんなくプレー式の殺虫剤をまいてみた。
それでも絶滅しない。
二ヶ月目にしてとうとうプロ仕様のトラップ剤を購入。

ゴキブリホ○ホ○にそっくりなコレが10枚入りで8000円。
あまりに高額なその値段に嗚咽しつつ。
なのに、案外これが役に立たない。
結局もとを断たなきゃダメっぽい。


そして先週のある日、21時頃のこと。
徹底的に掃除したつもりのクローゼットの中にある一個のビ二―ル袋にふと目が行った。
「何だろ、これ」と手にとったら、なんとその中に「しばんむ」がたくさんいるのを発見!

「ひえぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
だけど「ビンゴォォォォォォ!」
その中身は…なんと「ヌカが入ってる小型枕」。
何ヶ月か前にお友達にもらった「温めて肩に乗せると肩こり解消」っていう代物。
これだったのかー、これは「ヌカだけに、ぬかったわー」なんて思わず淳之介みたいなシャレをかます

殺虫剤のおかげでほとんど死体だけど、畳の上にもすごい数。


それから一週間、残党はまだ一日一匹くらい出るけど、絶滅した模様。
まさかエンドレスじゃないよね?
もう大丈夫だよね?
こうして我が家のVSタバコシバンムシバトルは一応の終了を見たのですが、外出先でもちっちゃな黒い点があると、敏感に反応するクセはまだ抜けません。
ゴマ塩もコワイ。