こんなタクシー

前に一度、ユニークなタクシードライバーさんを紹介しましたけど、それの第二弾。


そう、いやーな予感はしてました。
そういうのあんまり感じない私だけど、乗った途端に左腕に巻いた「見習い中」っていう腕章が見えたもんわかるよ。
「見習い」て。あぅ。
こんなのつけるんかいっ!つけんでいいから、不安だから、すんごい後悔するから、しかも降りられないから。
んー、でも勇気ある人だったら降りるのかなー。
でも私ったら勇気ないし、まー某有名病院だし、うまくすりゃワンメーターだし、と気を取り直す。


「おはようございます!」と元気な見習いさん。


「K病院まで。あ、裏口のとこでいいです」 


「はい、K病院ですね、かしこまりました」


ここで私はi-podでまったり体勢に突入、と思いきや。


「えー、わたくし実はまだ道に不慣れなので、どうかご了承ください」


「あ、はい…そうですか」 でもきっとK病院くらい知ってるよね、有名だもんね、近いもんね。


そして、100メートルも行かないうちに、「○○通りに出てよろしいでしょうか?」


「はい」 決まってんじゃん、それしかないってば。


更に100メートルで、「△△坂のほうですよね?」


「え…そこまでは…行かないです…」 おいおい、もしかして…だめぽ?


更に100メートルで、「次の△△通りはどちらに曲がりますか?」


え。え。えええええええええええ。


「…あ、いいです、私案内します」


はぅううう。


疲れたよママー。