NIKKO IS NIPPON 

ケータイの受信電波が一本しか立たない場所へ行ってきた。


超絶長いわりに中身は薄いです、ゴメンナサイ。


いわゆるお盆休みに旅行なんて、料金も高いしもったいないかなーと思ってました。
が、今回はどうしても空気の美味しい高原へ行って心を癒したいとの思いから、二泊三日の小旅行に行ってきました。
今月に入ってから探したんで、近場ではここしか空いてません、と旅行会社で言われたのが日光中禅寺湖の老舗ホテル。
「ま、いっかー」と行ってみたら、なんと!私が今まで生きてきた中で一番好きなホテルに君臨してしまったもよう。
決して豪華ではないし、都会的なスマートさとは程遠いし、近代的でもないし、どちらかというと時代遅れの古いリゾートホテル。
トイレにウォシュレットないけど、露天風呂は薄暗くてちっちゃくて入れなかったけど、いまどき糊のきいた浴衣が用意されてたりするけど。
それでもこれらのハンデを補って余りある魅力。
今回は公表しちゃいます。


中禅寺湖金谷ホテル


ぱんぱかぱーん!
ここは私の一番のお気に入りホテルに決定しましたー!
春にとんだアクシデントに見舞われた時に利用した箱根のホテルは、ハイセンスで気取った雰囲気を楽しむには最高だけど、「ぬくもり」を感じたいならここ。*1
東京から電車で1時間半、日光駅からバスで約1時間、有名ないろは坂を上ったところ、中禅寺湖畔に建っています
では、ヘタくそな写真ですが、色々ご紹介します。
ここからは写真どんどん貼って行きますよー。
もちろん、人物の顔はすべてぼかしてあります。

    

    ◆ ◆ ◆


ホテル全景

これは廊下側ですが、とにかく横にながーい建物です。
ちょっと変わったデザインが印象的。
反対側は客室の窓とバルコニーになっていて、三階建てです。



こじんまりした玄関を入るとセンスの良いアートフラワーが迎えてくれます。
そのうしろにはソファ、そのまた奥には大きな四角い暖炉が。



フロントとロビーの間にあるこの暖炉は、11月から本当に薪をくべるそうです。



フロントをはじめ、スタッフ全員が素朴で優しいのも嬉しいサービスでした。



階段横にある木製のどんぐりモチーフ



同じく階段手すりには松ぼっくりモチーフ

とにかく時代を感じさせる優しげな雰囲気がいっぱい。


    ◆ ◆ ◆


ツインのお部屋はこんな感じ



TV台も年代物のタンス



各お部屋はオートロックだけど、キーはこんなにカワイイ




応接セットはこんな感じ



その上にある緑色の古風なランプ



小さなバルコニーも緑色 



そういえばお部屋のドアも緑色で、どこもかしこもウッディなのです。


    ◆ ◆ ◆


私が一番気に入った「ラウンジ」の入り口上にいるはく製のシカさん



ラウンジは宿泊客がいつでも利用できるお茶スペース

大きな大きな窓から外を眺めながらのお茶は最高の時間を与えてくれます。



銀色に光る大型ポットやスプーン、真っ白い陶器たち

セルフサービスで美味しい紅茶やアイスコーヒーがいただけるよう、たくさんの食器や飲み物が清潔かつ整然と並べられてます。



一人ならこんなスペースでゆったりと


半円形に張り出した広いお部屋です。



読書用の本や雑誌も充実(自然や文化遺産に関するものがほとんど)


こんなホテルの歴史を綴ったパンフもあって、持ち帰り可です。


    ◆ ◆ ◆


さて、ここからは二泊三日分のお料理ですが、全部網羅してませんのでご了承ください。
撮るの忘れたわけじゃなくて、見た目が地味な感じのはあえて省略してます。
基本的に正統派フレンチフルコース、スープとメインのお肉料理は二種類からのチョイスでした。
他はステーキコースがありましたが、通年かどうかわかりません。


ナッツと牛肉のテリーヌ



きのこのテリーヌ



ニジマスロールのポワレ 

ロールの中にはスモークサーモンとグリルした野菜が。



フィレステーキ ゆず胡椒風味



子牛のコートレットアンチョビ風味 骨付き



シェフサラダ



デザート1



デザート2



私たちが密かに(敬意をこめて)「爺や」と呼んでいた老ウェイターさんオススメの、ここでしか飲めないというグレープジュース

スイス産だそうで、すっきりしながらもコクのある不思議な飲みごたえでした。





そして朝食。
洋食は、ジュースと卵料理のみ、いくつか種類があります。


オムレツ、目玉焼き、スクランブル、ボイルの4種類から、オムレツと目玉焼きとスクランブルをいただきました



私はオムレツが一番かなー。



朝はたっぷりとマグでアメリカンコーヒー


トーストした食パンのあまりの美味しさにお取り寄せ決定。



これは和定食

500円くらいプラスすると和食に変更できます。  


お食事の感想としては、やっぱり二日続けてのフルコースは胃に負担が…。
最近では創作フレンチ(バターなど油脂、カロリー控えめ)が主流な中、頑ななまでにオーソドックスな正統派フランス料理は珍しいです。
すごく美味しいけど、三泊以上したい場合はそれがネックかも。
アラカルトもあると思うんで、次回はそのへんを確認したいと思います。


    ◆ ◆ ◆



ホテルから徒歩5分くらいのところにある旧ボートハウスまでお散歩しました。
今ではボートハウス記念館となっていて、古いボートの素材や湖で釣れる魚のはく製などが展示されてます。



内部は広々とした3階建て



デッキから眺める景色は最高



ワンちゃんがボート遊びしてたーかわいー





ついでに湖畔の遊歩道をちょっと散策しました。


こんな感じで木々のトンネル

心洗われる森林浴。
人がだーれもいないのも良かったです。


    ◆ ◆ ◆


観光としては竜頭の滝や華厳の滝へ、小学校の修学旅行以来の見学でした。
大人になってから見ると、また違った視点から見ることができて良かったですよ。



滝でちょっと寒かったからいただきました、すいとん

こういうのが、えてしてフレンチフルコースより美味しかったりする(笑)



レモン牛乳


U字工事でおなじみのアレ。
私は好きだけど「味が薄くて中途半端ー」と家族には不評。


    ◆ ◆ ◆


さて、最後に今回のとっておきをいくつかご紹介します。



金谷ホテルのアメニティ、「サンナホル」のシリーズ


シャンプーが300mlで13000円以上と、超セレブなブランド(皇室御用達)なんですって、初めて知りました。
とても手が出るお値段ではないのですが、洗顔フォームだけはどうしても欲しくて通販購入するつもりです。
お安くなってるサイトを発見したので、夜の洗顔にのみ使おうかと。
ダブル洗顔なしでメイクも落ちてお肌つるぴか!
しっとり潤ってるけどベタベタせず、つっぱり感もないという夢のような使い心地です。

サンナホル公式サイト


百年カレー(レトルト)

レストランでは1600円のカレーライスが、箱入りレトルトで850円くらい。
一食ぶんとしてはお高いように思うけど、それだけの価値はあるかと。
お土産に買いましたが、ホテルの通販サイトでも買えます。
他にもホテルの食パンとかドレッシングやお菓子も自宅用、お土産用として買ってきました。




これは現地でのみ購入できる百年カレーパイ

あっつあつ食べたらもう病みつき間違いなしです。
金谷ホテル直営のカフェで販売してるけど、飛ぶように売れてます。


    ◆ ◆ ◆


あー、長々と書いたらまた行きたくなっちゃった!
ねえねえ誰かー、500円玉あるー?

*1:今回は台風が来てたにもかかわらず、ほとんど影響なく快適な旅でした。どうしても再訪したくて、500円玉貯金を始めちゃいましたよ。