SEXはロックじゃないらしい


観てきましたBANDAGE
新宿ピカデリー15:50の回、入りは7割くらい、男性:女性は1:9って感じ。
上映後にぞろぞろと出口に向かう途中って、口々に感想言うじゃないですか。
聞き耳立ててたら、私の隣りの女子二人が「髪の毛短くて良かったぁ」って言ってて、激しく同意した私です(笑)
以下、多少のネタバレありで私なりの感想を。
先に謝っちゃうけど、ゴメンナサイちょっぴり辛口です。


コレがパンフ¥600

他にはウチワ、リストバンド、キーホルダーみたいなのとかあったけど買ってません。


さて、我らがナツくんにやっと会えましたよ。
ストーリーとしては、いくつかツッコミ所ありますが、やっぱ「一回チューしたくらいでガタガタ騒ぐなよぉ」ってとこかな(笑)
ま、冗談はさておき。


予想以上にユキヤがかっこよかったよ!
そしてそれ以上にアルミがかっこいいよ!
ああいう、才能あって自分があって男まさりでエキセントリックな女性って憧れるなー。
もちろんリュージもすごくかっこいいし、その10倍ぐらいケンジが可愛い(笑)
ユカリもミハルも女性としての生き方がすごくカッコ良かった。
やっぱさー、バンドってカッコイイよねー。


で、カッコ悪いのは誰かっつーと、ナツとアサコですよ。
まったくもって不器用な人間二人で、このカップルどうしろってんだよっていう。
滑稽なまでに噛み合わないままの歯車。
私はもっと具体的な恋愛または純愛を想像してたんで拍子抜けでした。
そういうシーンは事務所からクレーム?とか思ってしまった。
まあ、アサコは最初は高校生って設定だし、普通の女の子だからああいう流れになるのはしかたないかなーとも思うけど。


でも仁さんの演技は思った以上に自然でステキ。
変に力んでなくて、表情もセリフ回しも良かったと思います。
ただ、これは仁さんにはまったく責任のないことだけど、ナツの性格がヒドス。
前半はまったくのチャラ男で、後半はウジウジと煮え切らないネクラっぽい男。
しかもそれを自分のカノジョにぶつけるっていうサイテーの男。
アサコのことを妹みたいに、もっともっと優しく可愛がってあげるのかと思ってたからガッカリだよ。
青春時代の葛藤、っていう意味での設定はわかるけど、仁さんが「俺はナツとは全然似てない」って言ってたことに納得。
最後、あれは救いなのかどうなのか、微妙なエンディングでした。


歌に関しては、やっぱりCDより生で歌ってる仁さんのが上手い気がします。
目を閉じて歌ってる仁さんの顔がアップになるたびに「はぁああああああああーーん」てなる。
あと、CDの最後の弾き語り曲は「ああ、ここでこういうふうに使われてるんだー」って思えるストーリーです。


以上、仁さんの初主演映画ってことで、冒頭で流れるクレジットに一番最初に単独で「赤西仁」って文字が出た時にジーンと心に響くものがありました。
とてもハマリ役だったと思うし、あまり緊張せずに演技できるスタッフさん、共演者さん、環境に恵まれて良かったなーと改めて感じます。
次回の主演作品は正反対の役どころでお願いしたい。
さてさて、あと何回観に行こうかなー。