悲しい瞳をした男はイイね!


ハロウィン仕様のスタバのペンダントライト


さて、最近観た映画のご紹介です。
ココ・アヴァン・シャネル』 『さまよう刃』 『あなたは私の婿になる』の3本です。
凹んでる時の気分転換には持ってこい。
次はサム・ライミ監督の『スペル』観たいな。
ほんのちょっぴりネタバレありなんで、いちおたたみますー。




ココ・アヴァン・シャネル

いわゆる「ブランド品」が苦手な私ですが、シャネルの持つ女性らしい優雅さと男性っぽい凛々しさのMIXは結構好きです。(もちろん買えないですよ、庶民ですもの)
一口に一流ブランドと言っても、女性が一代で築いたブランドという点で、他とは一線を画すのかもしれません。
ココ・シャネルと言えば(当時としては)短い髪にシャネルスーツ、そしてくわえ煙草というトリッキーなイメージ。
それがそのままスクリーンで表現されてたと思います。
もちろん、多少は脚色ありの半生記。
男性関係において彼女の生き方を賞賛するつもりはないけれど、あんな風に生きてあんな風に愛される自由奔放さはちょっぴりうらやましい。


不満としては、ココはいいとしても(もうちょっと派手さor可愛さがある女優さんでも良かったかな)男性陣はもっと美形にして欲しかった。
超弩級のイケメンまでとは言わないけど、もうちょっと…ね。
特に若いイギリス人のほう。


私的見どころは、まだ売れない頃、フリルとレースと羽根飾りであふれかえる女性たちの中でただ一人、真っ白のシャツに黒のパンツスーツでたたずむココがしびれるくらいカッコイイです。
あと、ラストシーンのコレクションで出てくる衣装がどれも豪華で上品でファッショナブルで、改めて「私好みだなー」と思いました。
つーか、黒と白ばっか着たくなります、似合わないけど(笑)


いわゆる、シャネルスーツと呼ばれる、ツイードやジャージィ生地にブレード、ストレートタイトスカートは好みじゃないにしても、色使いとアイテムの合わせ方、シンプルな装飾品は見習いたいところ。



さまよう刃

少し前に原作を読んでたし、竹野内豊さんが好きなので観に行きました。
原作よりだいぶ相違点があったけど、芸達者な役者さん揃いで隙のない作りになってます。
ストーリーは幹は原作に沿ってるけど、枝葉がかなり違っている感じ。


妻が死んでからたった一人残された愛娘を、強姦の末に殺された父親の復讐劇なので、全編通して暗くて重いです。
そしてやっぱり主演の寺尾聡さんの熱演がすごい。
さすが、としか言いようのない名優さんですね。
同じく渋い演技の伊東四朗さんは、ベテラン刑事役でいい味出してます。
竹野内さんは、ベテラン刑事と組んでる中堅デカの役ですが、正義とは?倫理とは?と苦悩する難しい役を淡々とこなしてます。
竹野内さんって、どうしてあんなに悲しい目をしてるんでしょう。
切なさをいっぱいにたたえた瞳、そこが魅力的ですね。


全体的に原作に比べれば、スカスカ感は否めません。
軽井沢のペンションに泊まった父親に、復讐をやめるよう説得を試みるペンション経営の女性は原作よりあっさりと描かれているし、犯人たちの行動も刑事や父親の推理もはしょってあります。
ついでに、ラストもちょっと違う。


ってことで、原作を読んでなかったらどうなのかなー。
それなりに楽しめたけど、ぜひ観たい!ってほどではないかも。
でも原作を読んで感動したなら、比較するのも楽しいと思います。
レディスデー1000円なら文句はありません。



あなたは私の婿になる

コレ、今年見た洋画の中でイチオシかもしれない。
サンドラ・ブロックが可愛く見えるだけでも奇跡(笑)
だっていいかげんヲバなのに、純情でけっこうカワイイじゃん!なんて思っちゃったもん。
映画の中で「魔女」って呼ばれてるけど、ほんとちょっと魔女フェイスだよね(笑)


そんな鬼みたいな女性上司が、自分の秘書である年下男性と巻き起こすラブコメディという、いかにもありそうなストーリーなんだけど。
その鬼っぷりが見ものなんですよ。
アメリカ映画って、ヲバでイジワルで意固地な女性管理職がよく登場するじゃないですか。
私とケーちゃんがハマった『プラダを着た悪魔』もそうだったけど、あの時のメリル・ストリープもめっちゃカッコ良くて怖かった。
今回のサンドラも、一瞬で社内を北極にしちゃうほど冷酷でこわーい管理職です。
けど、それがある事情で秘書男性と結婚せざるを得ない(偽装結婚する)ことになるところから始まります。
そこまでがとてもスピーディな展開で、休む間もないドタバタが始まり、涙あり笑いありでどんどんお話が進行するんでストレスゼロ。
客席はレディスデーということもあって女性が九割だったけど、あちこちでクスクス笑いが絶えないっていう点も評価アップ。
ほんっと、これはお友達みんなに勧めます。
いやー最高でした、ぜひ観て!



あ、相手役のライアン・レイノルズは爽やかなスポーツマンタイプのイケメンです。
私はタイプじゃないけど、従順そうで毛並みが良さそうな好男子がお好みなかたは更にお得(笑)