アマルフィ 女神の報酬

お友達から「織田裕二、すごくカッコ良かった」って聞いて「あ、そういや福山ましゃも出てるんだっけ」と思って早速観てきました。

結論から言うと、期待以上に面白かったです。
まあ真保裕一の原作、エグゼクティブプロデューサーが亀山千広、企画プロデュースが大多亮、主演が織田祐二となれば面白くないはずないですね。


以下ネタバレあるんで、たたみます。


一番の期待、ましゃの出番はほんとに少ないです。
まあ特別出演ってことで、織田さんとのツーショを見られるだけで大満足なんだけどね。
外交官である主人公黒田とお互いに情報を提供しあうフリーライターの役で、現れる時は必ず女性を連れてるってとこが「ましゃらしさ」いっぱいで思わず苦笑い。
ワインレッドのロングコートにパーマのかかったロングヘア、世界を飛び回る洒脱なライター役にぴったりハマってました。


ストーリーは、天海さん演じるイタリア旅行中の母娘が誘拐事件に巻き込まれ、それを助ける外交官の活躍、外交がからみ、意外な犯人とその意図が次第に明らかになる。
上手に組み立ててあって飽きずに最後まで引っ張られます。
何よりも美しいイタリアの景色、特にアマルフィの街の幻想的な風景は一見の価値あり。


いつものことだけど、織田さんはラブシーン一切なし。
次のシーンは絶対に二人でベッドにいるはず…って思っても肩透かし。
織田さんってベッドシーンしない人ですねえ。
ま、別になくてもいいけど、あったほうがより自然だなーと思いました。


『踊る〜』の青島刑事はおちゃめな部分もあったけど、今回の黒田はひたすらに頼りがいのあるタフな人物、いかなる時にも自身の信念を貫く頑固もの、でも優しさも持ち合わせてる男です。
まさに織田さんにぴったり!


天海さんは、イメージからしてもっと大暴れする(一緒に戦う)役かと思ったら、結構普通の母親でした。
めっぽう気の強い女性でしたけど。


佐藤浩市さん、こういう役をさせたら天下一品ですね。
強く渋く甘く切ない、こういう骨太の男を演じられる俳優さんが少ない昨今、貴重な存在ですね。


戸田恵梨香ちゃんはあいかわず可愛いけど、さすがに大使館員としては印象が幼すぎたかな。


その他、ローマ市警の警部さんがいい味出してたり、サラ・ブライトマンが歌う『TIME TO SAY GOODBYE』が素晴らしかったです。


特筆すべきは織田さんのドライビングテクニック
ライセンス保持者だって知ってるけど、あれたぶんほんとに運転してると思います。
すっごくかっこいいです、惚れなおしちゃう。
車の運転が上手いってだけで5割増だよね、男っぷり。


って、ことでまたヨーロッパ行きたくなりました。
続編もありそうだし、正統派の映画です、オススメです。