恥ずかしくなんかないもん!

いやほんとは恥ずかしくて恥ずかしくてタスケテー!というお話です。
しかも無駄に長いです。


今日、郵便局でKAT-TUNチケットの申込みをしてきました。
全部で4枚の振込用紙を手に、あと6人待ちかーなんて思いながら待っていると「お客様、ATMをご使用になりますと手数料がお得ですので、こちらでどうぞ」なんて郵便局のおねえさんに声をかけられて。
見ればATM機の前には女性が一人いるだけで、あとは並んでないっぽい。
んじゃあ、と思って並びました。
機械の横にさっきのおねえさん(30代前半?)が立って、丁寧に説明しながらお手伝いしてくれてるし。
が、これがマチガイのもとだったとは!


さて、いよいよ私の番になって振り込み用紙を入れようとすると、やっぱりおねえさんが手伝ってくれるんですよね。
しかも、モタモタしてた私の手から残り三枚の用紙をやさしく受け取ってニッコリ。
それは親切心からです、サービス精神からです、モチロン。
プロが全部間違いなくやってくれるんだから、普通ならお客としては嬉しいものですよ。
だけど今日の私の振込みは…ちょっと…ねえ。
そして、機械が振込み処理をする間、要するに二人とも手持無沙汰な空気が流れる時間がやってまいりました。
その時、おねえさんの口からその言葉が発せられたわけです。


「ファンなんですか?」


おねえさんの手には言うまでもなく3枚の用紙が。
まあ、そりゃ、見ますわねえ。
はっきりと「KAT-TUNコンサート事務局」って書いてありますもんねえ。



だけど、ここでそれ言っていいの?
言っちゃっていいの?
私のうしろに何人か並んじゃってますけど。
しかも4枚も振り込みするから時間かかりますけど。
すぐ後ろのおじさんが「じゃにぃず〜?こんさーと〜?テメェ何枚やってんだよ、ふざけんじゃねえぞ」って心の中で思うような気がするんですけど。


そして以下のような会話が。


私 「あ……は、はい…いや…その…お恥ずかしい…です…」
おねえさん 「そぉんなことありませんよぅ、私も行くんですよジャニーズのコンサート」
私 「え…そ、そうなんですか?」
おねえさん 「はい、私はSMAPですけど」
私 「ああ、SMAPもなかなか取れないみたいですねえ」
おねえさん 「そうですねえ。KAT-TUNでは誰が好きなんですか?」
私 「えっと…赤西…くん…です…」
おねえさん 「あ、私もです」
私 「あ、ありがとうございます…」
(この時点でやっと一枚目が終了)
おねえさん 「あ、次入れますね」
私「すみません、こんなにいっぱいあって…」
おねえさん 「いえいえ」
私 「ほんとに…お恥ずかしいです…」
おねえさん 「そんなことないですよぉ、私の友達もオールで行く人いますよ、地方とか」
私 「ああ、いますねえ、私はそこまではしませんけど」
おねえさん 「たまにいますけどねぇ」
私 「でも今回はドームで7日間なんで大変なんですよ」
おえねさん 「そうなんですかあ、それは大変ですねえ」
(二枚目終了)
おねえさん 「私はSMAPのほかには山Pが大好きなんです」
私 「あ、私も山Pは別格だと思ってます」
おねえさん 「かっこいいですよねえ」
私 「ですねえ。私、NEWSコンサートも行ったんですけど、ほんと美しいですよ山P」
おねえさん 「そうでしょうねえ(うっとり)」
私 「いやでも、いい歳してほんと馬鹿みたいですよねえ、こんな…」
おねえさん 「いえ、楽しいんだし、いいじゃないですか、いいんですよ〜」
私 「まあ、これが息抜きだし、一緒に行くお友達もいるんし…」
おねえさん 「ほんと、いいと思いますよ〜」
(三枚目終了)
こんなとりとめのない会話(私は極力ささやき声)が延々と続いたわけで、やっぱり私はものすごーく恥ずかしいわけで、最後の一枚が終わったときにどんだけホッとしたことか。
そして後ろに並んでいた3人に軽く頭を下げて(顔はあくまで伏せ気味)、おねえさんにお礼を言って逃げるように出口に向かいました。


チケット申し込みの際は、もう二度とATMは使わないようにしたいと思います。
最後に、オチがなくてスイマセン。